みなさまこんにちは!食品メーカーで商品開発をやってます、みりあです!
今回は、「食品メーカー商品開発職」の仕事内容について簡単に説明してみたいと思います。
さて、商品開発職ってよく耳にする職種だと思いますが、一体どんなお仕事でしょうか?
食品メーカーに勤務していると、新卒で入社してきた子達の多くが口をそろえてこう言います。
興味のある部署や仕事はありますか?
うーん・・・商品開発をやってみたいです!
理由を聞いてみると(業務内容はよく知らないけど)花形部署っぽいから・・・楽しそうだから・・・という感じが多いです。
新卒ちゃんがそうなるのにはちゃんと理由がありまして、「商品開発職」って、実際にどんな仕事をやるのか情報が少ないからなんですよ。たまたま親族に経験者がいたり、大学の先輩との繋がりがあればラッキーですが、多くの人がそんな恵まれた状況にないはず。
進路に悩める学生さんや転職を考えている方に、食品開発職のイメージを掴む手助けになれば幸いです。その他の方はふーんそうなんだーくらいに聞き流してください 笑
では、本題に参りましょう!
開発って何やってる人?ざっくりいうと「モノの設計者&各部署との橋渡し役」
みなさんがもつ、商品開発のイメージって何でしょうか?
「実験室に引きこもって日々試作」「どんな商品作るのか考える人」など色々あるかと思います。
さて、実際に商品開発をやってきまして、現在のお仕事の内容は大きく2つに分類できます。
①商品の設計者
開発者の大きな仕事はこれですね。具体的に言うと、「どんな原料を使って、どんな作り方で、どんな完成品を目指すのか」を考えます。
私は、この設計作業に大きなやりがいを感じています。ターゲットを考えながらのものづくりは楽しいし、理想の味が作れた時の嬉しさはやっぱり大きいです。
逆に、知識や経験が無いと上手に作ることはできないので、難しさもある業務です。食品に対する興味・探究心を持ち、自ら調べたり勉強することが苦にならない人じゃないと、開発で仕事を続けるのは難しいかもしれません。
あと、自分の考えた商品が実際に製造されてお店に並んでいるのを見る事ができるのは、開発ならではの醍醐味ですね!
②各部署との橋渡し役
あまりイメージがわかないかもしれませんが、スムーズに新商品を出せるよう各部署との橋渡し役を行うのも開発者の大事な仕事です。
発売日までのスケジュール管理や社内書類の作成・回覧も必須ですし、たとえ試作で素晴らしい商品ができても、実際に工場でうまく作れないと意味がありません( ノД`)シクシク…。
新商品の製造には、工場に赴いて年上の従業員さん達に指示をしながら作ってもらうこともよくあります。なので、最低限の対人スキルはもっていないと苦しい思いをするかもしれません。
また、営業部や販売部とコミュニケーションが取れないと、せっかく苦労して作っても売り上げが伸びない、なんてことも・・・。
開発のお仕事は、一人で作り方を考える時間もありますが、社内の多くの人と関わりを持って進める必要があるんです!これは結構大事なポイントなので是非覚えておいてほしいです。
企業によって違う!開発の業務範囲
ここが若干ややこしいところなのですが、企業または所属する部署によって、開発の業務範囲は変わってきます。まずは、担当分けによく使われる用語をみてみましょう。
ざっくりと書いてしまいましたが、こんな感じでしょうか。(異論は認めます)
これが、会社によっては「企画開発」とか「購買開発」のようにいろんな部署名を付けて、広い範囲の業務を開発担当が行うことになります。
会社ごとに担当範囲の境界線は違ってくるので、入社後に初めてどんな業務をやるのか判明することが多いです。もはや業務ガチャ。
上記のような単語が、企業のHPにある「部署紹介・先輩の声」みたいなページにのってるんじゃないかなーと思いますので、志望企業がある方はぜひ探してみてくださいね。
個人的には中小企業は兼業、大企業になるほど専任業務になる傾向があると思っています。
また、専任であっても、一つの業務を永遠にやる人は少なく、複数の部署を異動しながら多角的な視点・技術を身につけさせる企業もありますね。
食品開発の業務内容については↓こちらの記事に詳しく書いています。
今回は、食品メーカーの商品開発についてまとめましたが、もっとコアな部分を知りたい!という方がいらっしゃいましたら、お気軽にみりあhttps://twitter.com/mirimemotまでお問い合わせください。
それでは!
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