みなさんこんにちは!食品開発&管理栄養士のみりあです。
私も食品業界に身を置き早8年が過ぎようとしておりますが、学生さんに「食品メーカーってどうですか?」「商品開発に興味があるけど自分に向いてるかわからない」といったお声をいただくことも増えてきました。
確かに、自分がどんな仕事に向いているかなんて、学生のうちは想像もつきませんよね。正直なところ、向き不向きなんて実際に半年とか1年働いてみてやっとわかってくるんじゃないかなと思っています。
実際にどんな仕事をやるのかについては、
などでこれまでもご紹介してきましたが、じゃあ一体どんな人が向いてるの?という視点でお話ししていきたいと思います。会社の業務区分や社風にもよりますし、あくまで主観的な内容になりますので、参考程度に見ていただければと思います。
私が考える「食品の商品開発に向いている人」はこんな人です!
2.味を追求するのが好きな人
3.好奇心旺盛で、トレンドにも敏感な人
4.ルーティンワークよりも自分で仕事を組み立てるのが好きな人
5.知らない人とも最低限会話できる人
1.食べることが好きな人
これはわかりやすいですね!食べることが好きでないと中々開発のお仕事をやるのは大変かと思います。
食品メーカーの面接でも一番よく聞く志望理由が「食べることが好き」でしたね。
ただ、「好き嫌いなくなんでも食べれます!大食いもいけます!!」である必要は全くないと考えています。笑
好きな食品があれば自然とそのジャンルに詳しくなりますし、嫌いな食品に対しては舌が敏感になるので、悪いことばかりではありません。もちろん食品アレルギー持ちも働けます(菓子屋に小麦アレルギーとかダイレクトなものは難しいかもしれませんが)。
2.味を追求するのが好きな人
これが結構大事ですね、なんといっても商品開発のお仕事の基本は、ターゲットに向けて味を追求するところからです!
中々上手く理想の味を再現できないことが多いので、めげずに何度も試作調整ができるかがポイントになります。
私なんかは普段から、食事のときにも
これはインパクトが足りないから塩か酸味を足した方がもっと美味しくなるな・・・特に合うのはレモンだろうか?
味がさっぱりしすぎてて物足りないから、厚みが出る食材が合いそう・・・砂糖やバター、味噌なんか入れたらどうだろうか?
など色々妄想しながら食べています。笑
ちなみに、やっぱり料理ができないと開発もできませんか?という疑問を持つ方も多いと思いますが、
料理が上手に越したことはないですが、加工食品とは作り方が大きく異なりますので、料理が得意でなくても何とかなります!
3.好奇心旺盛で、トレンドにも敏感な人
食品業界の流行り廃りは非常に早く、1年も経てばどんなに流行していたとしても市場から消えていくのが当たり前の時代です。
身近で食品が買えるコンビニですが、なんと1週間~で入れ替わってしまう商品もあるくらいです。
普段から商品棚の移り変わりや、SNSで流行りの映える食べ物など追いかけていないとあっという間に時代に置いてけぼりにされてしまいます。笑
それらをしっかりキャッチできる人の方が、何も知らないよりも幅広い会話が通じやすいし、お客さんからの要望なんかもリアルにイメージしやすいのではないかなと思います。
ちなみに私は自分の好きなアイスとスイーツの流行りだけは常に追いかけています!笑
4.ルーティンワークよりも自分で仕事を組み立てるのが好きな人
開発のお仕事の特徴として、毎日のように同じ試作をしている時期もあれば、短期で数日おきに全く別のものを試作することもあります。
そこに、会議が入ったり、製品立ち上げや営業同行などで丸1日いません、なんて日もあります。
ルーティンワークも一部ありますが、毎日同じように仕事を組めるわけではないので、
どちらかというと自分で仕事を組み立てるのが好きな人にお勧めです。
5.知らない人とも最低限会話できる人
先ほどもちらっと触れましたが、食品開発といえど社内で引きこもって試作しかしないわけではありません。
営業さんに同行して、お客さんのところで製品を自分で説明することもありますし、
自社工場に1人で赴いて、現場の方たちに指示しながら新製品を作らないといけないこともあります。
知らない人や、あまり普段接しない方とも「最低限」会話が出来れば大丈夫だと思います。(もちろん、お仕事なので必要以上に仲良くなれなくても大丈夫ですよ!)
こんなこと言うと自信なくなる人が多そうなのですが安心してください。
私は自身を「陰キャ・人見知り・コミュ障」だと思っているので、とてもじゃないですが仲良くない人とは話せません。が、今まで騙しだまし仕事モード全開で何とかやっています。笑
以上で、「食品の商品開発に向いてるのってどんな人?」について書いてきました。最初に言いましたが実際働いてみないと合うかどうかなんてわからないので、もし興味があればとりあえずやってみるものアリ!と思っています。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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