【お仕事紹介】食品メーカー商品開発職の一日を紹介します!

仕事

 

食品メーカー開発職のお仕事って毎日なにしてるの?美味しいもの食べ放題で遊んでるんじゃない?

 

そんな素朴な疑問にお答えします。

皆様こんにちは、食品メーカーで開発やってますみりあです。

 

「食品メーカー商品開発職の仕事内容」について、1日のスケジュール例をもとに紹介していきたいと思います!

 

世の中の「新しくて美味しい食べ物」を創り出すために働く、商品開発職について知ってもらうきっかけになればうれしいです。ちょっとかっこよく言ってますが実は地味な作業の繰り返しなのであんまり期待しないで読んでください。|д゚)

 

 

ちなみにこの職業、新卒や未経験の採用面接でありがちなのが

食べることが好きなので、開発がやりたいです。

と志望動機で話す人。意外と多いんです。

 

食べることが好きなのはとても大事です!(めちゃめちゃ食べる仕事なので(*´Д`))

ですが、食べること以外にも様々な業務があります。

1日の仕事の流れについて知ることで、なんとなく開発ってこんな感じなんだ~と雰囲気を感じ取っていただければと思います。

 

では、本編に参りましょう!

 

商品開発職の1日のスケジュール

 

まずは1日のスケジュールを紹介します。

 

8:45  出社
9:00  勤務開始
9:15  朝礼・朝の打ち合わせ
9:30  試作室の準備
9:45  試作品の試食準備
10:00   試作品の試食評価
10:30   試作品の配合作成or修正
11:00   試作用原料の発注などの雑務
12:00   お昼
13:00   試作開始
17:00   試作終了、片付けや書類作成など
18:00   勤務終了
あくまでも平均的な1日で、日によってはここに
「会議」
「出張」
などが入ってきます。
それぞれの項目について、どんな作業をしているのかは次の項目をどうぞ!

 

9:15  朝礼・朝の打ち合わせ

 

朝礼については、ある会社とない会社に分かれると思います。

私は前職は朝礼なし、現職は朝礼ありという環境でした。

 

基本的には、1日のスケジュールや伝えたい事などを簡単に報告します。

これがあると、周囲の仕事内容を把握できるのでやりやすいですね。

 

まあ、本音をいうと朝一は眠いのでぼーっとしていたいです・・・(*´Д`)

 

9:45  試作品の試食準備

 

これは、前日に作った試作品を上司や同僚に試食してもらうための準備ですね。

 

質問されてもスムーズに答えられるよう、資料等は事前準備しておきます。

試食内容に合った食器やラベルなどを用意する必要もあり、意外と手間がかかるんです。

 

商品開発職であれば、大体は毎日何かしらの試食をしています。(´~`)モグモグ

味覚が繊細な午前中にやることが多いですね。

 

10:00   試作品の試食評価

 

いよいよ試食評価です。自分が作った試作品の良し悪しやアドバイスを受けます。

試作品の特徴や狙いをうまくアピール(説明)できるかがとても大事ですし、味や原価が基準に達しているかも大切です。

試食会は、ある程度開発者のトーク力が必要になってくるシーンでもあります。

 

ちなみに大方「ここがイマイチだからもっとこうして欲しい」とダメ出しされます。

何度もダメ出しを受けてメンタルがどんどん強化されますよ・・・笑

 

みりあ
みりあ

ダメ出し⇒再試作⇒ダメ出し⇒再試作のループによって商品は完成に近づいていくんです。一発でOK出たら楽なのにな・・・泣

 

10:30   試作品の配合作成or修正

 

試作品の配合(レシピ)を作成・修正します。

原料の割合を変えてみたり、新しい食材を試してみたり、あの手この手で取りかかります。

 

ここが上手くできないと永遠に商品が完成しないので、開発者の腕の見せ所でもあります!

ちなみに私は、配合を作っている時間が一番楽しいですね。

想像通りの味が作り出せたときはめちゃめちゃ嬉しいですし、逆に思い通りにいかなかったら頭を抱えます( ;∀;)

 

 

11:00   試作用原料の発注などの雑務

 

試作をするためには、材料を用意しなければいけないですよね。

試作用の原料は各原料メーカーさんに発注していますので、この発注作業等も業務に入ってきます。

ものによっては遠く離れた工場から送ってもらったりして結構大変です。

 

開発の締め切りと試作日程、原料のリードタイムなどをうまく自分でスケジューリングしないとどこかで詰んでしまいます・・・( ;∀;)

 

13:00~17:00 試作

 

多くの開発職が、一番の時間を費やしているであろうメイン業務の試作です!

1回作るのに1時間~長いもので4時間くらいかかったりもするので、1日中試作に没頭している日なんかもざらにありますよ。

 

作業内容は、基本的には「材料の計量」「混合」「加熱や冷却」といった実にシンプルなものです。つまりとっても地味です。

料理と違って華やかな盛り付けをする必要もないので、ひたすら機械的に手を動かしていきます。

そして、理想の味ができなかったときは作り方を変えてまた試す、の繰り返しです。

 

これを楽しいととるか辛いととるかは人それぞれだと思いますが・・・試作中は時間があっという間に過ぎるので、ある意味楽ですね。

 

17:00   試作終了、片付けや書類作成など

 

試作で使った器具などを手洗いし、片付けます。

試作室の設備を清潔に保たないと試作品の品質に影響が出ることもあるので、気を遣います。が、私はかなり大雑把な性格なのでこういうのは苦手です・・・几帳面な人は試作や片付けに向いてますね 笑

 

また、書類作成も仕事の中で大きなウェイトを占める作業となります。

開発記録や工場や品質保証部に回覧するための仕様書など、開発が作らないといけない書類はいくらでも出てきます(*´Д`)

地味だけど会社を回すためには必要な作業ですね・・・orz

 

 

以上が、開発のとある1日です!

他にも細かい仕事を挙げるとキリがないので、この辺にしておきます。笑

全体を通して、仕事の内容についてなんとなく想像していただけましたでしょうか?

 

 

食品メーカー開発に必要なスキルについてはこちらの記事をどうぞ!
食品メーカー開発職に必要な資格、スキルを考えてみる
今回は、そんな私が「食品メーカー開発職に必要なスキルとは何か?」について考えていることを書いていきます。

 

 

商品開発職は、発売までの期限が決まっている中で1から自分でスケジュールを組まなければならず、大変な部分もありますがやりがいも大きい仕事です。

記事を見て、少しでも面白そうだな~と感じていただければ嬉しいです!

それでは、今回はここまで(*´ω`*)ノシ

 

この記事を書いた人
みりあ

食品メーカーで研究開発職やってます!管理栄養士国家資格有。主な話題は食品/仕事/お金や生活/趣味について。趣味はゲームとウサギです。
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コメント

  1. クロワッサン より:

    とても有意義な記事をありがとうございます!
    他業界から転職を考えており、食品メーカーの開発職の仕事のスケジュールを知りたかったため、非常に勉強になりました!(必要な資格やスキルの記事も併せて読ませていただきました)
    様々な関係者と関わるため、人の考えを理解したり、自分の考えを分かりやすく伝えるスキルが大切なのだと実感しました。
    地味な作業も多いことがわかったので、忍耐強さも必要なのですね笑
    自分が生かせることが分かったので、実際に応募してみようと思います。ありがとうございました!

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