こんにちは!食品メーカーで商品開発をやっています、みりあです。
今回は、食品メーカーの「マーケティング」職についてご紹介したいと思います。
みなさんは、マーケティングと聞いてどんな仕事内容なのか想像できますか?
よく食品メーカーでは「マーケ」と略されて呼ばれてたりしますね。
業界に勤めていればわかるようになると思いますが、私は学生の頃「マーケティング」が一体どんな職業なのか見当もつきませんでした。
え?全部商品開発なんじゃないの?みたいな適当な認識でした 笑
私はとある食品メーカーで「商品開発(研究開発)」と「マーケティング」を兼務していた経験があります。
この2職はかなり密接な繋がりがあるので、会社によっては同じ人が両方の業務を担当していることもあるんですよ。
開発もマーケも大変ウェイトの大きい仕事でしたので、やりがいは大きいのですが、当時新人の頃はめちゃくちゃ大変でした・・・泣
それでは、「マーケティング」という職について、
- 業務内容
- 商品開発(研究開発)との違い
この2点を中心にお話していきたいと思います!
食品メーカーでの実体験も交えて書きますので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね!
マーケティング職ってどんな仕事内容?
まずはマーケティングという仕事について簡単にご説明します。
メーカー事業におけるマーケティング職とは、
商品の売り上げを調べ、市場を把握し、売れる商品を考える人
です!!
たとえば私みりあの食品メーカーでは、こんなマーケティング業務を行っていました。
- PCでPOSデータ(商品の売上)を調べて、必要に応じてまとめる
- 社内会議でのデータ発表
- 商品開発会議に参加し、企画案をプレゼン
- 実際に外に出て、ベンチマーク(目標にしたい商品)の調査
- 他社商品をたくさん買ってきて社内で試食
- 売れていない商品の終売判断
私自身はデータをまとめたり数字を読み込むのはあまり得意ではなかったのでなかなか大変でしたが、逆に数字に強い人ならマーケは楽しい仕事なんじゃないでしょうか。
ただ、大切なのが「数字から読み取った情報をオリジナルの企画案につなげる」ことなので、根拠に基づいている且つ独自性のあるアイデアを出すのがマーケの難しさだったりします。
自分が考えた商品が市場に出て、残念ながら売れなかった時は、終売を検討しなければいけないので悔しい思いもしますね。
また、マーケの仕事は売り上げを見るだけではありません。
時には自分の足で外に赴き、競合他社の商品について調べる事もあります。
私がよくやっていたのは、例えばアイスを開発する時に、アイスクリーム専門店をひたすら食べ歩きして
- 味
- ボリューム
- 価格
- 店の混み具合
などを記録してレポートにまとめ、開発会議の際に発表したりしていました。
自分の足で集めたデータをもとに、どんな商品を作るのか決めるのは大変だけど面白いお仕事でしたね!
ただ、一日中ご飯も食べずにアイスを食べまくった時は流石に飽きました・・・笑
商品開発(研究開発)との違い
マーケの業務内容についてお話しましたが、そもそも商品開発との違いってなんでしょうか?
私は、マーケティングも商品の企画を考えるという意味では「商品開発」をしていると言って間違いないかと思います。
でも、1つの商品が世の中に出るまでには、考えた企画を実際に工場で生産できるスペックに落とし込む必要がありますよね。
そんな商品の作り方を考える人を「商品開発者(研究開発)」と呼んでいます。
商品開発者は、商品設計を作り、原料を選び、試作し、工場で作れるようにスケールアップまで担当します。
詳しくはこちら↓の記事にも書いてありますので、よければご覧ください。
私はマーケとの兼業だったので、市場調査から数字分析、商品の設計作りまで一通り担当していました。
やりがいはあるけど開発にかけられる時間が少ないのがデメリットですね。
開発に集中したい!技術を磨きたい!という方は、マーケや企画部署が開発と分かれているメーカーを選ぶことをお勧めします。
逆に、全体を通して商品の開発に関わりたい、または色んな経験を積んで幅広く活躍できるスキルを身に着けたいという人は兼業できるメーカーがおススメです!
- 市場を把握して作りたい商品を考えるマーケティング、
- 実際に手を動かして商品を作り出す商品開発、
どちらも違った魅力があって面白い仕事です。
私は現在開発に重点を置いて仕事をしていますので、今後は開発技術や知識をどんどん磨いていきたいですね!
それでは、今回はここまで。読んでいただきありがとうございます(*´▽`*)ノ))
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